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NY為替:米インフレはピークをつけたとの思惑でドル売り優勢


10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円78銭まで強含んだのち、113円23銭まで反落し、113円40銭で引けた。米労働省がこの日発表した11月消費者物価指数(CPI)は、前年比で1981年12月以来となる上昇率を記録したが、想定内で、前月比では鈍化の兆しが見られたことから、インフレはピークを付けたとの見方が浮上し、米長期金利の低下に伴いドル売りが優勢となった。その後、12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想以上に上昇したほか、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)が初期の調査で、オミクロン株によるワクチン接種完了者に対する影響は緩やかだと発表したことが好感され、ドルは下げ止まった。

ユーロ・ドルは1.1267ドルまで下落後、1.1324ドルまで上昇し、1.1317ドルで引けた。ユーロ・円は128円40銭まで上昇後、127円81銭まで反落したが、128円30銭台まで戻した。ポンド・ドルは1.3204ドルから1.3276ドルまで買われた。ドル・スイスは0.9254フランまで強含んだのち、0.9199フランまで反落した。

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