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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米引き締め加速に期待も感謝祭でドル買い縮小


25日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想したい。米国の堅調な経済指標で連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速が期待され、ドル買い基調は継続。ただ、本日は米国市場が感謝祭で休場のため、ドル買いは縮小しそうだ。

前日発表された米経済指標のうち、新規失業保険申請件数の減少で雇用情勢の改善が示された。また、FRBの政策決定に影響を与える個人消費支出(PCE)デフレータは高水準となり、資産買入れの縮小(テーパリング)のペースを速め、政策金利の引き上げを速めるとの見方からドル買い優勢の展開に。本日アジア市場で米10年債利回りは失速したが、日本株高を好感した円売りが主要通貨を支えた。

この後の海外市場でも、ドル買い基調の見通し。本日公表される欧州中銀(ECB)理事会の議事要旨はハト派寄りとみられ、ユーロ売り・ドル買いの要因になりやすい。一方、パウエルFRB議長と副議長就任予定のブレイナード理事はインフレ抑制への意欲を示し、引き締めペースの加速を見込んだドル買いが続く。ただ、米休場で動きづらいなかドル・円は115円後半の売りが意識され、過度なドル買いは抑制されよう。

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 欧州中央銀行(ECB)10月理事会議事要旨
・米国休場(感謝祭)

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