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今日の為替市場ポイント:米長期金利低下などを意識してドル買い抑制も


9日のドル・円は、東京市場では110円29銭から109円90銭まで下落。欧米市場では、109円96銭から109円62銭まで続落し、109円73銭で取引終了。本日10日のドル・円は主に109円台後半で推移か。米長期金利の低下や株安を意識して、リスク選好的なドル買いは引き続き抑制される可能性がある。

欧州中央銀行(ECB)は9月9日開催の理事会で、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の債券購入ペースを10−12月期に減速することを決定した。一部報道によると、月額の購入額は現行目標の約800億ユーロから600億ないし700億ユーロ程度になるようだ。ラガルドECB総裁は記者会見で「景気支援の段階的な縮小を意図していない」との見方を伝えている。

市場参加者の間では「債券購入ペースは今年後半から来年にかけて多少減速するが、量的緩和策の終了時期について予断を持つことは難しい」との見方が出ている。新型コロナウイルスの感染状況次第でユーロ圏諸国の景気回復に遅れが生じる可能性があるため、ECBは金融緩和策の縮小ペースを速めることは難しいとみられる。また、一部の市場関係者は「ウイルス感染が終息してもユーロ圏経済が大幅に改善する保証はないため、ECBによる債券購入は無期限となり、各種金利の引き上げも難しくなる」と指摘している。

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