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注目銘柄ダイジェスト(前場):INEST、パイプドHD、マルマエなど


パソナ<2168>:2350円(+190円)
大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表している。21年5月期営業利益は従来予想の175億円から199億円、前期比88.1%増にまで引き上げ。引き続きBPOサービスの拡大に加えて、人材派遣や人材紹介の需要にも回復の動きが見られているもよう。費用の一部ずれ込みなども収益上振れの一因に。修正幅は想定以上との見方になっているほか、来期業績に対する期待感なども高まる展開へ。


住友重<6302>:3170円(+110円)
大幅続伸。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も3600円から4600円にまで引き上げている。SMITの長期的な成長が期待できるほか、射出成形機も過去最高水準の市場環境となっており、業績の回復傾向が続くと予想している。今期以降の業績予想を上方修正しているもよう。こうしたなかで、PBRは依然として1倍を大きく下回っており、株価の割安感が著しいとしている。


マルマエ<6264>:2162円(-312円)
大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は7.8億円で前年同期比23.4%増益となっている。また、通期予想は従来の10.2億円から12.4億円、前期比38.4%増に引き上げている。半導体分野、FPD分野ともに想定以上に受注が拡大しているもようだ。ただ、良好な市場環境に加えて、月次受注残の積み上がりなどは明らかになっていたため業績の上振れは想定線、短期的な出尽くし感が優勢となっているもよう。


パイプドHD<3919>:2075円(+300円)
大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は5.5億円で前年同期比93.8%の大幅増益となり、上半期予想は従来の6.3億円から7.3億円に、通期では14億円から15億円にそれぞれ上方修正。通期では一転して増益見通しへ。新型コロナウイルス感染症対策に関連するシステム案件の受注が好調に推移のほか、顧客のオンライン化やDX需要が継続している。上方修正数値に対しても進捗率は高く、さらなる上振れも期待できる状況に。


ニトリHD<9843>:20020円(+360円)
大幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は428億円で前年同期比15.0%増となり、377億円程度の市場コンセンサス、先の観測報道値420億円を上回る着地になっている。粗利益率の改善に加えて、販管費のコントロールも進んでいるもよう。また、ニトリホームズ宮原店の販売好調推移、中国新店の想定以上の売上推移なども、中期的な業績拡大期待をより高める形になっているようだ。


アマナ<2402>:716円 カ -
ストップ高買い気配。コクヨ<7984>と資本業務提携契約を締結すると発表している。第三者割当増資で新株17万1200株を発行し、コクヨや寺田倉庫(東京都品川区)などに割り当てる。コクヨ分は3万4300株(総議決権数の0.65%)。顧客開拓やアマナのサービスの活用、コクヨ施設の利活用で協業する。また、A種優先株式1000株をRKDファンドに割り当てる。調達資金の約10.56億円は借入金の返済や設備投資に充当する。


INEST<3390>:104円(+23円)
大幅高。光通信<9435>と資本業務提携契約を締結すると発表している。光通信を割当予定先として新株予約権3万2508個(潜在株式数325万0800株)を発行する。調達資金の2.65億円は運転資金に充てる。特定のフードデリバリーサービス事業者の顧客となる飲食店等を開拓する事業について、INESTグループが光通信グループから独占的な地位の付与を受けることを含め、業務面での提携・協力関係を構築する。


ツクルバ<2978>:849円(+146円)
ストップ高。第三者割当で新株125万株を発行し、9.95億円を調達すると発表している。割当予定先は、有価証券の保有・運用などを手掛けるワングローブキャピタル(東京都品川区)とツクルバ代表取締役CEOの村上浩輝氏と親交のある佐護勝紀氏。調達資金は中古・リノベーション住宅流通プラットフォームのサービスラインナップの強化・事業拡大のための人件費や採用費、マーケティング費に充てる。 <ST>
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