NY債券：米長期債相場は下落、10月失業率は予想外の6.9％まで低下

6日の米国長期債相場は下落。米労働省がこの日発表した10月失業率は6.9％と、9月7.9％から予想以上に低下。10月非農業部門雇用者数は前月比＋63.8万人と雇用者数の増加幅は9月実績を下回ったものの、事前予想をやや上回っており、雇用情勢は改善していることが確認されたことが、長期債などの利回り上昇をうながした。ただ、米大統領選の最終結果は確定していないことや、トランプ大統領陣営は法廷闘争を計画しているとみられており、安全逃避的な債券買いも一部で観測された。10年債利回りは0.768％近辺から一時0.835％近辺まで上昇した。

イールドカーブは、スティープニング気配。2年−10年は＋66.90bp近辺、2年−30年は＋145.10bp近辺で引けた。2年債利回りは0.15％(前日比：+1bp)、10年債利回りは0.82％（同比：+6bp)、20年債利回りは、1.37％（前日比：+8bp)、30年債利回りは1.60％(同比：8bp)で取引を終えた。



＜MK＞