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米国株見通し:もみ合いか、金融緩和維持も業績悪化に警戒


(15時20分現在)

S&P500先物      3,215.62(+2.62)
ナスダック100先物  10,560.88(+20.88)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は小幅安。NY原油先物(WTI)はほぼ横ばいで、今晩の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。


28日の取引で主要3指数は反落。もみ合いの末、205ドル安の26379ドルで取引を終えた。また、ハイテク株売りが顕著となり、ナスダックは前日から1%超弱含んだ。この日発表された消費者信頼感指数は想定外の低調な内容となり、景況感の悪化が株売りを強めた。1兆ドル規模の新型コロナウイルス追加対策をめぐる協議も注目されたが、ホワイトハウスと議会との調整が遅れており、企業業績の悪化に伴う売りに押される展開となった。


本日は金融政策と企業決算が材料視される。連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)での討議を踏まえ、現行の金融政策を維持する公算。一方で、新型コロナウイルス感染再拡大の深刻化などを受け、FRBは年後半に向けよりハト派的なスタンスに傾くとみられ、株価を支える要因に。ただ、企業決算で業績悪化が示されれば売り優勢の可能性もあろう。今晩はボーイングやGM、GE、グラクソスミスクラインなどが注目銘柄。明日発表予定のアップルにも思惑が広がりやすい。





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