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NY為替:ドル伸び悩み、パウエルFRB議長が新型肺炎の影響などを懸念


29日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円98銭まで弱含んだのち、109円26銭まで買われたが、取引終了時点にかけて109円00銭まで反落し、109円02銭で引けた。12月の米卸売在庫速報値は予想外のマイナスに落ち込んだほか、米12月前渡商品貿易赤字の拡大、米12月中古住宅販売成約指数が予想を下回ったため、ドル売りが優勢となった。その後、トランプ米大統領がUSMCAに署名したことを受けてドル買いが再燃。米連邦公開市場委員会(FOMC)が予想通り政策金利を据えいたが、消費判断を引き下げ、パウエルFRB議長が「新型肺炎の影響など、不透明性が残る」と慎重な姿勢を示したため、ドル売りが再び強まる展開となった。

ユーロ・ドルは、1.0992ドルまで下落後、1.1021ドルまで上昇し、1.1010ドルで引けた。ユーロ・円は、119円89銭まで下落後、120円24銭まで戻した。ポンド・ドルは、1.2990ドルまで下落後、1.3026ドルまで反発。欧州議会は英国のEU離脱案を批准、31日のEU離脱が確定したためポンド買いが再燃。ドル・スイスは、0.9767フランまで上昇後、0.9727フランまで下落した。



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