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今日の為替市場ポイント:売買材料不足で動意薄の状態が続く見込み


25日のドル・円相場は、東京市場では109円42銭から109円35銭まで下落。欧米市場でドルは109円17銭まで下げた後に109円58銭まで反発し、109円36銭で取引を終えた。

本日26日のドル・円は主に109円台前半で推移か。有力な売買材料は不足しており、昨日に続いてドル・円などの主要通貨の為替取引は、動意薄の状態が続く見込み。

米中通商協議は来月にかけてさらに進展する見通しとなった。トランプ米大統領は24日、「中国の習近平国家主席と第1段階の米中通商合意に署名する調印式を行う」と述べた。また、中国外務省の耿爽報道官は25日の定例会見で、「米中通商合意の署名式を巡り米国と密接に連絡を取っている」と述べている。具体的な日程は明らかにされていないが、識者や市場関係者の間からは「来年1月中に第1段階の通商合意について両国による署名が行われる可能性が高まった」との声が聞かれている。

ただし、米国の経済情勢にも目を向ける必要がある。一部の市場関係者は米地区連銀が公表する製造業関連の景気指数の動向を注目しているようだ。12月については、フィラデルフィア、カンザスシティ、リッチモンドの各連銀が発表した製造業関連の景気指数は11月実績を下回った。来月3日に発表予定の12月ISM製造業景況指数は5カ月連続で50を下回る可能性が高いと予想されているが、市場予想を下回った場合、金利見通しに影響を与える可能性があるので注意したい。



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