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注目銘柄ダイジェスト(前場):西芝電、曙ブレーキ、SUBARUなど



神戸物産<3038>:5440円(+60円)
伸び悩んでもみ合い。前日に7月の月次動向を発表している。単体売上高は前年同月比15.8%増、営業利益は同41.9%増となり、5月や6月の水準を上回る伸び率となっている。業務スーパーの出店効果に加えて、商品出荷も順調に拡大する形に。ただ、サプライズまでは乏しく、本日は景気敏感株のリバウンドに関心が向かう中で、短期的な出尽くし感も徐々に強まる状況のようだ。


西芝電<6591>:174円(+43円)
急騰。前日に通期業績予想の上方修正を発表している。営業損益は従来予想の6.0億円の黒字から8.4億円の黒字に増額修正、前期は5.7億円の赤字であった。発電機の特定機種で発生した故障事例に対し、計上していた品質対応費用の負担額が確定、計上済金額との差額が戻入益として計上される。不透明要因の払しょくによる買い安心感にもつながる形へ。


セガサミーHD<6460>:1444円(+75円)
大幅反発。2月以来の高値水準にまで回復。パチスロ遊技機の型式試験機関である保安通信協会から、新機種「パチスロ北斗の拳 天昇」の型式試験で適合通知を受けたと前日に発表している。パチスロ史上最大のヒットとなった機種のシリーズ作品でもあり、同機種の市場投入に伴う業績の拡大期待が先行する展開となっているもようだ。


曙ブレーキ<7238>:139円(+17円)
大幅高。前日に代表取締役の異動人事を発表している。信元久隆会長兼社長のほか、代表取締役副社長2名が辞任する。一方、新社長には日本電産<6594>やボッシュで役員を務めた宮地康弘氏が就任し、トヨタ<7203>出身の栗波孝昌氏が副社長となる。業績悪化に対する経営責任の明確化が背景となっており、経営体制の刷新による再建への確度の高まりなどが買い手掛かりとなる形に。


SUBARU<7270>:2889円(+150円)
大幅反発。クレディ・スイス証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も3050円から3500円に引き上げている。ファンダメンタルズの相対的な優位性を高評価しているもよう。潤沢なモデルパイプラインを追い風に販売は伸長し続けると考えており、投入予定の次期型Legacy/Outbackが本格寄与する下期からは販売の勢いがもう一段増す見通しだとしている。


弁護士コム<6027>:3865円(+35円)
大幅に5日ぶり反発。税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」で提供する無料税務相談サービス「みんなの税務相談」の累計税務相談件数が3万件を突破したと発表している。同サービスは14年6月に開始し、月間約240万人のユーザーが利用している。事業の柱が順調に育っているとの見方から買いが入っている。また、テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>と共催セミナーを9月19日に開催することも材料視されているようだ。


精工技研<6834>:2670円(+19円)
大幅に9日ぶり反発。16万株(約4.2億円)を上限に自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.72%。2651円で27日朝の立会外取引(ToSTNeT-3)で買付けを委託する。資本効率の向上および経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にすることが目的。株価が75日移動平均線を下回るなど軟調に推移していたことも値頃感を生み、買いを後押ししているとみられる。


リボミック<4591>:622円(+18円)
急騰。RBM-007(抗FGF2アプタマー)を用いた滲出型加齢黄斑変性に対する第1/2a相臨床試験を米国で成功裏に完了し、作用機序に関する学術論文が国際学術誌「Molecular Therapy Nucleic Acids」の電子版に掲載されたと発表している。また、研究成果と第1/2a相試験の結果を9月5-8日にパリで開催されるEURETINA2019国際会議で公表する。論文掲載などを受け、新薬開発に対する期待が高まっているようだ。




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