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注目銘柄ダイジェスト(前場):エンプラス、マルマエ、弁護士コムなど




薬王堂<3385>:2654円(+133円)
大幅反発。いちよし証券ではレーティングを新規に「A」、フェアバリューを4100円としている。飽和点に達しつつある近年のドラッグストア業界においてこそ、業界屈指のローコストオペレーターである同社の高収益力・高成長力が評価されるとしている。中長期的な利益成長を考慮すると、現在の株価は上昇の余地が大きいと判断のもよう。来期、再来期も2ケタの営業利益成長を見込んでいる。


マルマエ<6264>:632円(+52円)
急反発。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は2.3億円で前年同期比28.9%の減益となったが、上半期計画3.9億円、同32.4%減益と比較すると高い進捗率になっている。受注残の消化によって売上は拡大したが、生産設備の増強や人材採用の積極化で減価償却費や労務費増加が負担となった。受注も同14.2%減と減少しているが、ここまでの株価下落で相当程度は反映済みとも捉えられている。


東宝<9602>:4175円(+215円)
大幅反発。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も3400円から4830円に引き上げている。20.2期営業利益予想を437億円から530億円へ引き上げ、最高益更新を予想しているもよう。ヒットが期待できる配給作品が多いほか、2019年は邦画の好調に加え洋画の好調も期待できるとみている。ゴジラ等のIPを活用した海外の収益寄与などは、中期業績を見る上で大きな収益構造の変化とも評価している。


ユニファミマ<8028>:13530円(-380円)
伸び悩んで大幅安。先週末に業績修正を発表、通期当期純利益は従来予想の400億円から440億円に上方修正、子会社株式の譲渡に伴う繰延税金資産の計上を行い、法人税等調整額に225億円を計上したことが背景。営業収益、事業利益などは現在精査中であるとして据え置いている。純利益の上方修正にはサプライズがなく、期待されている本業ベースの上方修正がなかったことで、目先の出尽くし感とも受け止められる形のようだ。


エンプラス<6961>:2936円(+351円)
急騰。発行済み株式数の3.91%に当たる50万株、15億円を上限とする自社株買いの実施を先週末に発表している。取得期間は1月7日から4月26日までとしている。高水準の自社株買い実施による当面の需給改善期待が高まる状況に。なお、現段階でも自己株式は発行済み株式数の約30%を占める状況となっている。


弁護士コム<6027>:3250円(+175円)
大幅に3日ぶり反発。運営する税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」が提供する無料税務相談サービス「みんなの税務相談」の累計税務相談件数が2万件を突破したと発表している。同サイトは14年6月に開始しており、現在月間200万人超のユーザーが利用しているという。税務相談サービスの浸透が将来的な利益拡大につながるとの期待から、買い人気が集まっている。


ワークマン<7564>:7780円(+680円)
大幅に反発。12月の既存店売上高が前年同月比32.7%増になったと発表している。15カ月連続のプラスで、前月(20.1%増)から伸びが加速した。客数は26.8%増、客単価は4.7%増。エアロストレッチブルゾンやマイクロウォームパンツ、イージスシリーズなど防寒商品が活発に動いたほか、前年より降雨日が多かったことからレインウエアや長靴なども好調に推移した。


リボミック<4591>:421円(+2円)
続伸。抗体作製を手掛けるイーベック(札幌市)とのIgGアプタマー(RBM-101)を用いた抗体精製技術の共同研究で、RBM-101による抗体精製工程を最適化し、酸に脆弱な抗体でも活性を維持した抗体を高収率で精製する手法を開発したとしている。共同研究契約は18年12月末で満了した。今後、国内外の製薬会社などにRBM-001のライセンスアウトや販売を含めた事業開発活動を推進する。



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