日経平均テクニカル：4日続落。25日線が下降転換、目先の軟調を示唆

5日の日経平均は4日続落。前日に続いて5日線を下回って推移した。8月24日高値と27日安値で形成する窓が完全に埋まったため、6日の日経平均が上昇すれば、今回の4日続落は短期的なスピード調整に終わる可能性が高いとみられる。ただ、5日線と75日線に加えて本日は25日線も下向きに転じたため、目先は軟調となりやすく、25日線に近く心理的な節目でもある22500円付近まで押される展開も想定される。一目均衡表では、日々線が上向きの転換線を2日連続で下回ったほか、遅行線は株価を下回って弱気シグナル発生を開始しており、買い手優位の形勢は崩れつつある。ボリンジャーバンドでは、日々線が+1σを下放れた。+2σを一時上回った8月30日からの調整が続いており、中心線付近までの下降の可能性が意識される。

＜FA＞