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1日の香港市場概況:ハンセン0.1%高で続伸、カジノ関連は逆行安


1日の香港市場は小幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比24.35ポイント(0.08%)高の30492.91ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が41.79ポイント(0.35%)高の12020.09ポイントとそろって続伸した。売買代金は1207億1300万香港ドルとなっている(5月31日の売買代金は2037億5400万香港ドル)。

中国景況感の改善が引き続き支え。5月31日公表された5月の中国製造業PMIが上振れたことを受け、景気の先行きが楽観視されている。また、イタリアで連立政権が樹立されたと朝方報じられるなか、同国の政治危機に対する不安が後退したこともポジティブ材料だ。米保護主義の高まりなどを嫌気し売られたものの、グローベックスのNYダウ先物高や、取引時間中に始まった欧州市場の株高などをにらみながら、香港の各指数は引けにかけて再びプラスに転じている。

ハンセン指数の構成銘柄では、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.8%高、石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)と中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)がそろって2.4%高と上げが目立った。時価総額上位の本土系金融株、ネット株、通信株なども上昇している。

半導体セクターもしっかり。華虹半導体(1347/HK)が4.3%高、上海先進半導体製造(3355/HK)が3.8%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が0.8%高で引けている。米中摩擦を背景に、「中国政府はIC国産化を加速する」との見方が改めて強まった。

農業・農村関連セクターも物色される。農機メーカー中国大手の第一トラクター(ファースト・トラクター:38/HK)が9.3%高、農村金融の重慶農村商業銀行(3618/HK)が1.7%高、肥料販売で中国最大手の中化化肥HD(サイノフェルト:297/HK)が0.9%高と上昇した。習近平主席が31日の中央政治局会議で、「農村振興」を強調したことが手がかりとなっている。

半面、マカオのカジノ関連セクターは安い。金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が4.2%、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が3.2%ずつ下落した。マカオの5月カジノ売上高が前年同月比で12.1%増にとどまり、伸びが予想を下回ったことが嫌気されている。統計は昼に発表され、株価は後場に入り一段安となった。

一方、本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.66%安の3075.14ポイントで取引を終えた。医薬株が安い。消費関連株、ITハイテク株、公益株、金融株なども売られた。消費関連株、ITハイテク関連株、発電株、資源・素材株、自動車株、不動産株、インフラ関連株、銀行株、保険株なども売られている。

【亜州IR】




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