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新年度入りに伴う需給改善期待が下支え【クロージング】


3日の日経平均は続落。96.29円安の21292.29円(出来高概算13億1000万株)で取引を終えた。連休明けのハイテク株を中心とした米株安の流れを受けて売りが先行し、一時21056.02円と下落幅は300円を超える場面もみられた。しかし、その後はじりじりと下げ渋る展開となるなか、後場に入ると新年度入りによる資金流入や日銀のETF買い入れへの思惑等から下げ幅を縮小。大引けにかけては短期筋のシュートカバーも誘い込む格好となった。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは石油石炭、その他製品、海運、その他金融、電気機器の弱さが目立つ。一方で、水産農林、陸運、小売、電力ガスなど内需・ディフェンシブ系がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>が軟調な半面、ファーストリテ<9983>、資生堂<4911>、中外薬<4519>が下支え。

日経平均は52週線が支持線となるなか、その後は5日線を回復し、200日線を捉えてきている。調整トレンドではあるが、新年度入りに伴う需給改善期待が売り込みづらくさせているようである。ギャップ・ダウン後の底堅い値動きにより、海外勢の需給動向にも変化がみられている可能性がある。

引き続き外部環境の不透明要因から積極的な上値追いは限られそうだが、内需ディフェンシブ系へのシフトから市場は冷静に映る。また、IPO銘柄の活況が目立っており、個人主体の中小型株物色についても安心感につながろう。とはいえ、幅広い銘柄が物色されているわけではないため、強いトレンドが続いている直近IPOに絞られそうである。(村瀬智一)



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