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ドル・円は下げ渋りか、米株に自律反発期待


26日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。米国の保護主義的な通商政策への傾倒で中国との貿易戦争への懸念が続き、ドル買いは後退する見通し。ただ、前週弱含んだ米国株の自律反発が期待され、ドル売りを弱めそうだ。

報道によると、中国の劉鶴副首相とムニューシン米財務長官による週末の電話会談で、米国が中国の輸入制限を打ち出したのに対し、中国は対抗措置を念頭に置いているもよう。ムニューシン長官は、トランプ大統領が姿勢を軟化させる意思はないとしたことから、両国の貿易摩擦が本格的な貿易戦争に発展するとの懸念が強まっている。ドル・円は23日のNY終値が心理的節目の105円を割り込み、週明けのアジア市場は軟調スタート。国内勢のドル買いで105円付近に戻したものの、節目付近の売り圧力に押され、戻りのペースは鈍い。今晩は重要イベントが予定されておらず買い材料が乏しいため、ドル売り先行となりそうだ。

一方で、軟調地合いの続く米国株が注目される。NYダウは23日に3日続落となり、その間1200ドル近くも値を下げ、ドル売りを支援する要因となった。ただ、26日午後現在のNYダウ先物はプラス圏で推移しており、今晩の自律回復への期待からドル売りはやや弱まっているようだ。海外市場で米株が持ち直せば、ドル・円が105円台にしっかり戻す展開もありえよう。また、財務省の公文書改ざん問題に伴う27日の佐川前国税庁長官の証人喚問にも関心が高まっている。市場では、証人喚問によって真相は解明されず、安倍政権への打撃は限定的と見る向きもあり、警戒の円買いは弱まりドル・円を小幅に押し上げる可能性もあろう。

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・2月銀行協会住宅ローン承認件数(1月:40117件)
・21:30 米・2月シカゴ連銀全米活動指数(1月:0.12)
・23:30 米・3月ダラス連銀製造業活動指数(予想:33.0、2月:37.2)
・01:30 ダドリーNY連銀総裁講演(金融規制関連)
・02:00 米財務省2年債入札(300億ドル)
・05:30 メスター米クリーブランド連銀総裁講演(金融政策)
・欧州は25日から夏時間に移行



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