東京為替：ドル・円はもみ合いも、欧州勢の仕掛け的な円買いに警戒

　5日午後の東京市場では、ドル・円は105円50銭付近でもみ合う展開が続く。日経平均株価が前週末比200円超安でリスク回避的な円買いに振れやすいものの、国内勢のドル買いがドル・円を支えているもよう。ただ、市場筋は、夕方以降、イタリア政局を手がかりとした欧州勢の仕掛け的な円買いに警戒しているという。

　若田部日銀副総裁候補は衆院での所信聴取で、「2％達成が難しいなら、追加緩和が必要と考える」、雨宮日銀副総裁候補は「効果や副作用の評価や出口など、検討課題多岐にわたる」などと述べいる。

　ここまでの取引レンジは、ドル・円は105円42銭から105円68銭。ユーロ・円は129円77銭から130円52銭、ユーロ・ドルは、1.2300ドルから1.2365ドルで推移。



＜KK＞