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欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、クリスマス前の調整売りに警戒


今日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想したい。スペイン・カタルーニャ州議会選で独立派の勝利を受け、日銀の「異次元緩和」継続を背景とした円売りはやや後退。ユーロ・円の失速にドル・円も連動し、クリスマス前の調整売りが出やすい展開となりそうだ。

21日に行われたカタルーニャ州議会選は、独立派の連立与党が過半数を確保する見通しと地元メディアが報じている。地域が独立の意思を改めて示す投票結果となったことを受け、独立阻止を目指していたスペイン政府の今後の対応が焦点となろう。こうしたユーロ圏の政治情勢の混乱が嫌気され、ユーロ・円は2年超ぶりとなる135円台を目指す展開から一転して値を下げ、本日アジア取引時間帯では一時133円台まで弱含んだ。日銀が20-21日に開催した金融政策決定会合で異次元緩和を今後も継続する方針を示したものの、足元では円売りは後退したもよう。本日の海外市場でもスペイン情勢を手がかりにユーロ・円をはじめクロス円がドル・円を押し下げる展開となりそうだ。

米国市場では22時半発表の11月個人所得やコアPCE価格指数、11月耐久財受注、24時の11月新築住宅販売件数などの経済指標が材料視される。このうち、コアPCE価格指数が注目される。連邦準備制度理事会(FRB)が物価の目安として注視する同指数は、11月の伸びが拡大すると予想されており、金融正常化を見込んだドル買いが入りやすいだろう。また、耐久財受注は前月から大幅改善が見込まれ、同様にドル買いに振れやすい見通し。ただ、今晩はクリスマス前の調整に伴うドル売りが出やすく、ドル・円は上値が重くなればカタルーニャ問題などを材料とした売りが強まるだろう。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・18:30 英・7-9月期GDP確定値(前年比予想:+1.5%、改定値:+1.5%)
・18:30 英・7-9月期経常収支(予想:-214億ポンド、4-6月期:-232億ポンド)
・22:30 米・11月個人所得(前月比予想:+0.4%、10月:+0.4%)
・22:30 米・11月個人消費支出(前月比予想:+0.5%、10月:+0.3%)
・22:30 米・11月コアPCE価格指数(前年比予想:+1.5%、10月:+1.4%)
・22:30 米・11月耐久財受注速報値(前月比予想:+2.0%、10月:-0.8%)
・24:00 米・11月新築住宅販売件数(予想:65.5万戸、10月:68.5万戸)
・24:00 米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:97.2、速報値:96.8)





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