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米国株見通し:引き続き積極的なポジション取りづらい需給状況に


S&P500先物 2467.75(+4.25) (18:55現在)
ナスダック100先物 5923.25(+13.25) (18:55現在)
18:55時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりで推移している。また、NYダウは40ドル高程度で推移。欧州市場は、全般上昇して推移している。原油先物相場は小幅に上昇して推移しており、これらの流れを受けて、米株式市場はやや買い優勢の展開から始まろう。

14日の米株式相場は上昇。北朝鮮情勢の緊張緩和が好感され、半導体・半導体製造装置や銀行を中心に上昇している。NYダウは25日線を支持線に上昇し、ナスダックは75日線を支持線に上昇して25日線を捉えている。自律反発としては目先的な達成感が意識されてもおかしくない水準まで戻しており、やや動きは鈍くなりそうだ。

北朝鮮を巡る地政学リスクについては、一先ずXデーと言われた15日のミサイル発射はなく、警戒感が和らぐことになろう。とはいえ、米国防総省は米軍と韓国軍が定例の合同軍事演習を21日から実施するため準備を進めていることを明らかにしている。北朝鮮の反発が警戒されるなか、引き続き積極的なポジションは取りづらい需給状況になりそうだ。

経済指標では輸入物価指数(7月)、ニューヨーク連銀製造業景気指数(8月)、小売売上高(7月)、企業在庫(6月)、対米証券投資収支(ネット長期TICフロー)(6月)など、経済動向を見るうえで重要な指標の発表等が予定されている。翌日にはFOMC議事録を控えており、バランスシートの縮小開始時期について思惑が先行しそうである。



<KK>

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