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後場に注目すべき3つのポイント~日米首脳会談への期待と不安


10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日米首脳会談への期待と不安
・ドル・円は113円58銭、買い継続、日本株高継続に期待
・ソフトバンクG、パナソニック、日産など10社の目標株価変更


■日米首脳会談への期待と不安

日経平均は大幅に反発。446.31円高の19353.98円(出来高概算11億8000万株)で前場の取引を終えた。日経平均は大幅に反発して始まった。トランプ政権への政策期待からNYダウは最高値を更新するなか、シカゴ日経225先物清算値は大阪比245円高の19155円となり、これにサヤ寄せする格好から、幅広い銘柄に買いが先行。

SQに絡んだ商いは8万株程度の買い越しとの観測。セクターでは東証33業種全てが上昇しており、ゴム製品、鉱業、輸送用機器、倉庫運輸、石油石炭、陸運が3%を超える上昇。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1700を超えており、8割を超えている。

ギャップ・アップで始まった日経平均は、その後も上げ幅を広げている。寄付き段階でこれまでの抵抗として意識されていた、5日線、25日線、13週線のほか、一目均衡表の雲上限や転換線、基準線といった現在の抵抗を一気に突破しており、センチメントが大きく改善している。遅行スパンは年初の処に位置しているため上方シグナル発生には届いていないが、来週以降の突破が期待されてきそうだ。

もっとも、日米首脳会談では「自動車問題はトランプ大統領の関心が高く、確実に議題になる」と報じられており、ハシゴを外される可能性などもくすぶる。いったんはポジションをニュートラルに戻す動きとみられるが、一段の上昇には慎重になりそうだ。また、インデックスに絡んだ商いが中心となるなか、中小型株は相対的に見送られよう。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は113円58銭、買い継続、日本株高継続に期待

10日午前の東京外為市場では、ドル・円はしっかり。日本株の堅調地合いを背景にドルは一時113円80銭まで上昇した。

トランプ大統領による経済政策への期待感から、前日海外市場でドルは113円台を回復。今日のアジア市場でもドル買いの流れが続き、日経平均株価の大幅高を手がかりにドル・円は一時113円80銭まで上昇した。
その後ドル買いは一服しているものの、ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いとなっており、目先の日本株高継続を期待したドル買い・円売りが続く見通し。日米首脳会談を控え積極的には動きづらいが、114円回復が視野に入っているようだ。

ここまでのドル・円の取引レンジは113円24銭から113円80銭、ユーロ・円は120円65銭から121円34銭、ユーロ・ドルは1.0650ドルから1.0667ドルで推移した。

12時15分時点のドル・円は113円58銭、ユーロ・円は121円20銭、ポンド・円は142円19銭、豪ドル・円は86円94銭で推移している。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・安江工務<1439>、正興電<6653>、第一精工<6640>など7社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます

・ソフトバンクG<9984>、パナソニック<6752>、日産<7201>など10社の目標株価変更

・1月国内企業物価指数:前年比+0.5%(予想:0.0%、12月:-1.2%)

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・13:30 第3次産業活動指数(12月)  -0.2%  0.2%
・14:00 国債・借入金・政府保証債務残高(12月末)

<海外>
・特になし



<SK>

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