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欧米為替見通し:ポンド・ドルは買い継続か、英中銀の成長見通しを注視


今日の欧米外為市場では、ポンド・ドルは買い継続の展開を想定したい。英中銀が成長見通しをやや上方修正する可能性や、米利上げに対する過度な期待の後退で、上昇基調となりそうだ。ただ、「ハード・ブレグジット」懸念は払しょくされておらず、ポンドは上値が抑えられる可能性があろう。ドル・円については、再び
112円台で推移しており、下落余地を見極める状況が継続か。

英中銀は、1-2日開催の金融政策委員会(MPC)で現行の金融政策維持を決める公算。回発表される四半期物価報告では、1月26日発表の英・10-12月期国内総生産(GDP)が前年比で予想を若干上振れたため、今後の成長見通しの小幅引き上げが見込まれる。一方、1月31日-2月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、追加利上げの見送りは予想通りだったものの、声明で早期の利上げに前向きなスタンスが示されず、目先ドル買いの後退が見込まれる。

また、英中銀は昨年11月2-3日のMPCで、追加利下げの可能性を否定するとともに(中立スタンスに転換)、インフレに関しては過度な悲観論を撤回し、2017年の見通しを引き上げた。その後、想定以上のポンドの回復を受け、12月14-15日の会合では、インフレが中銀の目標を上回る可能性は11月時点から低下したとの見方を示した。ただ、今年1月17日に発表された12月消費者物価指数と生産者物価指数は、いずれも伸びが拡大しており、インフレ見通しが再び引き上げられるのかも注目されよう。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 欧州中央銀行(ECB)経済報告
・18:30 英・1月建設業PMI(予想:53.8、12月:54.2)
・19:00 ユーロ圏・12月生産者物価指数(前年比予想:+1.2%、11月:+0.1%)
・21:00 英中銀金融政策委員会(政策金利0.25%に据え置き予想)
・21:00 英中銀金融政策委員会の議事要旨
・21:00 英中銀が四半期物価報告発表
・21:15 ドラギECB総裁講演(スロベニア)
・21:30 カーニー英中銀総裁会見
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:25.0万件、前回:25.9万件)
・22:30 米・10-12月期非農業部門労働生産性速報値(前期比年率予想:+1.0%、7-9月期:+3.1%)




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