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前場に注目すべき3つのポイント~トランプ発言に振らされポジションは傾けづらく


19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:トランプ発言に振らされポジションは傾けづらく
■外資系証券の注文動向:差し引き360万株の買い越し
■前場の注目材料:東芝、原発損失5000億円超も


■トランプ発言に振らされポジションは傾けづらく

19日の日本株市場は買い先行の展開になろう。18日の米国市場では高安まちまちだったが、為替相場がトランプ次期米大統領の口先介入によって1ドル114円半ばへと円安に振れている。これを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比180円高の19010円と節目の19000円を回復しており、これにサヤ寄せする格好になりそうだ。

もっとも、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。最近の調整に対する自律反発にとどまると考えられ、日経平均は5日線が位置する19050円辺りでの上値の重さが意識されそうだ。トランプ氏の発言等に振らされる状況であり、20日の大統領就任を控えてポジションは傾けづらいだろう。

また、決算発表が本格化してくることも手掛けづらくさせる。決算内容を受けて一方向に大きく振れやすい需給状況でもあり、先回り的な売買は限られよう。また、価格帯別出来高では戻り待ちの売りが出やすい水準であり、強弱感が対立しそうだ。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)



■外資系証券の注文動向:差し引き360万株の買い越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り870万株、買い1230万株、差し引き360万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。


01月12日(木):210万株の買い越し
01月13日(金):10万株の売り越し
01月16日(月):260万株の売り越し
01月17日(火):530万株の売り越し
01月18日(水):460万株の売り越し


■前場の注目材料

・NYダウは下落(19804.72、-22.05)
・NY原油は下落(51.08、-1.40)
・シカゴ日経225先物(19010、+180)
・円相場、1ドル114円50-60銭


・東芝<6502>、原発損失5000億円超も
・タカタ<7312>、支援候補2社、法的整理要請
・イオン<8267>、高齢者向けジム参入
・JIN<3046>、集中力を眼鏡で測定、働き過ぎ防止へ

☆前場のイベントスケジュール


<国内>
・特になし


<海外>
・09:30 豪・12月失業率(予想:5.7%、11月:5.7%)





<SK>

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