日経平均は23円安でスタート、ただし引き続き底堅さを意識

日経平均

19367.84　-23.76

TOPIX

1546.47　-2.59


日経平均は続落で始まった。ただし、引き続き底堅さが意識されており、その後は下げ幅を縮めている。19日の米国市場は、景気拡大への期待を背景に投資家のリスク選好姿勢が強まっており、買い先行の展開。しかし、トルコでのロシア大使の銃撃事件やドイツでのトラック突入事件など、地政学リスクが警戒される格好から、上げ幅を縮めている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円高。円相場は1ドル117円10銭辺りと、やや円高に振れて推移している。市場の関心は日銀の金融政策決定会合となるが、しばらくは長期金利上昇を抑制することで金融緩和効果を強めることを優先するとみられている。日米金利差を背景としたドル高・円安がさらに進む可能性があるため、結果を見極めたいとする模様眺めムードも強い。


セクターでは陸運、食料品、不動産、その他製品が小じっかり。一方で、鉱業、パルプ紙、非鉄金属、証券、ガラス土石が冴えない。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも小幅に下落。売買代金上位では、全般売り優勢のなか、任天堂<7974>、ソフトバンクＧ<9984>、ＳＭＣ<6273>がしっかり。



＜SK＞