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決定会合後の為替次第で物色対象に変化も【クロージング】


19日の日経平均は小反落。9.55円安の19391.60円(出来高概算17億3000万株)で取引を終えた。小幅ながら10営業日ぶりに反落となった。米国市場の下落や、シカゴ日経225先物が大阪比75円安の19305円だった流れを受け、利食い先行の展開に。米国ではFOMCやクアドプル・ウィッチングが通過したことで、クリスマス休暇に入る市場関係者も多く、海外勢のフローは限られてくる。

日銀の金融政策決定会合を控え、持ち高調整の動きもあった。しかし、下を売り込む流れにはならず、円相場が円高に振れるなかでも押し目買い意欲は強く、午後には前週末比変わらず近辺までの下げ渋りをみせていた。セクターでは医薬品、電力ガス、食料品、小売、化学がしっかり。半面、海運、その他製品、鉄鋼、証券、非鉄金属が冴えない。

円相場は一時1ドル117円20銭を下回る場面もみられたが、日経平均は下げ幅を縮めるなど、底堅さが意識されていた。クリスマス休暇で参加者が限られるが、金融政策決定会合への思惑も強まっている。金融政策決定会合は現状維持が見込まれている。しばらくは長期金利上昇を抑制することで金融緩和効果を強めることを優先するとみられている。

日米金利差を背景としたドル高・円安がさらに進む可能性があるため、結果を受けた為替動向が注目される。為替次第ではあるが、物色対象に変化が見られる可能性がありそうだ。



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