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NYの視点:米4月CPI4年ぶり低水準、関税の影響は見られず


米国労働統計局が発表した4月の消費者物価指数(CPI)は、前月比で+0.2%、前年比で+2.3%と4年ぶりに低い伸びとなった。食品とガソリン価格の下落が全体のCPIを押し下げた。コアCPIは前月比+0.2%とやや加速したが、期待を下回った。衣料品の価格は、関税の影響で上昇が予想されていたが、意外にも下落した。中古車価格や航空運賃も下落を続けている。トランプ大統領はこの結果を受け、ガソリンや食品価格の低下から「ゼロインフレ」と指摘し、FRBに追加利下げを要求。市場では景気後退や利下げへの期待が低下した。

*07:43JST NYの視点:米4月CPI4年ぶり低水準、関税の影響は見られず 米国労働統計局が発表した4月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.2%、前年比+2.3%となった。前月比では、3月-0.1%からプラス改善も予想前月比+0.3%を下回った。前年比では伸びが3月+2.4%から予想外に鈍化し21年2月来で最低となった。ガソリンや食品価格の下落が指数を押し下げた。

連邦準備制度理事会(FRB)が注視している燃料や食品を除いたコア指数は前月比+0.2%と3月+0.1%から伸び加速も予想を下回った。前年比では+2.8%と、予想通り、3月と同水準を維持した。

関税の影響で上昇が予想されていた衣料は前月比-0.2%と、3月+0.4%から予想外に下落に転じたほか、中古車価格も-0.5%と、3月-0.7%に続き下落した。航空運賃は-2.8%と3カ月連続のマイナスで、旅行需要の落ち込みが示唆された。

関税の影響がインフレを押し上げている証拠は、4月CPIで見られなかった。トランプ大統領は、結果を受けてソーシャルメディアに投稿し、ガソリン価格や燃料、食品価格の低下で「ゼロインフレだ」と指摘、連邦準備制度理事会(FRB)に利下げを再度要請した。一方で、米中の一時的な関税引き下げ合意を受けて、市場の利下げ観測は後退。景気後退入りの予想も後退し、年2回の利下げ確率に低下した。

■米4月消費者物価指数(CPI)
食料品:-0.1%(3月+0.4%、前年比+2.7%)
ガソリン価格-0.1%(-6.3%、-11.8%)
居住費:+0.5%(+0.3%、+4.0%)
食品:-0.1%(+0.4%、+2.7%)
衣料:-0.2%(+0.4%、-0.7%)
中古車:-0.5%(-0.7%、+1.3%)
新車:0(+0.1%、+0.3%)
航空運賃:-2.8%(-5.3%、+0%)
シェルター:+0.3%(+0.2%、+4.0%)

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