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NYの視点:米11月JOLT求人件数予想外の増加も内容冴えず、自主退職者数はパンデミック来で最低


米国労働統計局の11月のJOLT求人件数が809.8万件となり、5月以来の800万件台を回復しましたが、内容には筋がありません。サービス業での雇用増が要因の一つとされています。しかし、自主退職率はパンデミック以降最低の1.9%に減少、採用率も3.3%に低下しました。求人件数の増加は見られるものの、採用者数も30万人減り、雇用全体が鈍化する傾向が見えます。このため、短期金融市場では年1回の利下げが予想されていますが、そのペースが遅くなる可能性も。もし雇用統計でさらに減速が確認されれば、年内の利下げ期待感が強まり、ドル高が抑えられる懸念があります。

*07:44JST NYの視点:米11月JOLT求人件数予想外の増加も内容冴えず、自主退職者数はパンデミック来で最低 米国労働統計局が発表した11月JOLT求人件数は809.8万件と、10月783.9万件から増加し、予想外に5月来の800万件台を回復した。年末年始に向けたサービス業での雇用が増加した結果と見られる。

内容で求人件数は4.8%と、6月以来の高水準となった。一部鈍化基調も見られる。労働者の市場への自信を表明すると見られる自主退職率は1.9%と、前月2.1%から再び低下。自主退職数は306.5万人と、パンデミックによる経済封鎖した直後20年8月来で最低となった。採用率も3.3%と、3.4%から低下した。採用者数は526.9万人と、1年間で30万人減少した。雇用削減率は1.1%で変わらず。

求人件数が増加したため、失業者1人に対する求人件数は1.133件と、10月の1.122件から増加。しかし、パンデミック前の1.2件を依然下回る。

求人件数の増加やISM非製造業が予想を上回ったため短期金融市場では年1回の利下げと、一段と利下げペースの鈍化が織り込まれた。しかし、緩やかながら、雇用の減速も示されており、雇用統計で予想以上の減速が示されると、年内の利下げ観測がさらに強まり、ドルの上昇を妨げる可能性もある。

■11月労働市場ダッシュボード
求人件数:4.8%(10月4.7%)
雇用削減率:1.1%(1.1%)
自主的退職率:1.9%(2.1%)
採用率:3.3%(3.4%)

失業率:4.2%(4.1%)
不完全雇用率(U6):7.8%(7.7%)
非農業部門雇用者数:+22.7万人(+3.6万人)
平均時給:前月比+0.4%、前年比+4.0%(+0.4%、+4.0%)

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