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トルコリラ円今週の予想(12月2日)サンワード証券の陳氏 (山崎みほ)


山崎みほが紹介するサンワード証券の陳氏によると、トルコリラ円はリセッションと利下げ観測から戻り売りが優勢の見通しです。トルコの第3四半期GDPが予想を下回り、高金利がサービス需要を減少させた結果、リセッションに陥っています。トルコ中央銀行は政策金利を50%に据え置いていますが、今後利下げの動きがある可能性があります。製造業は低調で、個人消費は金利上昇の影響を受けず堅調です。トルコ中銀はインフレ率が鈍化するとして、今後の金融緩和が成長に影響を与える見込みですが、政策金利引き下げにも限界があるため成長率の大幅な押し上げは困難です。トルコリラ円の予想レンジは4.30円~4.60円です。

*09:57JST トルコリラ円今週の予想(12月2日)サンワード証券の陳氏 (山崎みほ) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『リセッションと利下げ観測から戻り売り優勢の状況が続きそうだ』と述べています。

続いて、『トルコの第3四半期国内総生産(GDP)は前年比2.1%増で市場予想を下回った。高金利が重しとなりサービス部門で需要が減少した。調整後の前期比では0.2%減で2期連続のマイナス成長となり、リセッション(景気後退)となった』と伝え、『トルコ中央銀行は2023年6月以降の引き締めで政策金利を8.5%から50%に引き上げた。第3四半期の成長が予想を下回ったことで12月の利下げ観測が強まる可能性がある。トルコ政府は、長年のインフレ高騰を解消し、経済成長の構成をより持続可能なものにしようとしている。来年の成長率は4%と予測している。』と解説しています。

また、『トルコ銀行(中央銀行)は今年の3月以来、年率49%近いインフレに対応するために、政策金利を50%に据え置いている。高金利の結果、工業生産は減速しているが、さらに物価が上昇する前に一部の商品を購入しようと急ぐ動きもあり、国内需要は依然として堅調』と伝えています。

次に、『トルコの製造業は、第3四半期の生産高が前四半期と比べ1.2%減少するなど低調な状態が続いている。事業活動も低迷し、トルコの製造業購買担当者指数(PMI)は3月以来、拡大の領域に達していない。一方、第2四半期の前年比成長率(2.5%)の半分を占めた個人消費は、引き続き金利上昇の影響をほとんど受けていないようで、小売売上高(季節調整済み)は第3四半期に4.7%増加した』と述べています。

陳さんは、『トルコ中銀は、今年末時点のインフレ率は44%で、2025年末には21%まで鈍化するとみている。トルコ中銀は今月、インフレの減速により間もなく金利引き下げが正当化される可能性があると示唆した。今後数四半期の成長には、予想される金融緩和のスピードが大きく影響しそうだ。
ただ、政策金利の引き下げにも限界があるため、来年の成長率の大幅な押し上げは困難だろう』と考察しています。

トルコリラ円の今週のレンジについては、『4.30円~4.60円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月3日付「トルコリラ円今週の予想(12月2日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 山崎みほ


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