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NYの視点:米次期財務長官にべッセント氏起用で米債利回りは低下、ドルを外準主要通貨として維持を公約


米国のトランプ次期大統領は、次期財務長官にスコット・ベッセント氏を起用すると発表した。この発表により市場は安堵し、米国債の利回りが低下する要因となった。ベッセント氏は穏健な姿勢で知られ、トランプ氏の極端な政策を実施することはないと期待されている。貿易不均衡是正策としての関税引き上げも段階的に進めることが予想され、さらに財政赤字の削減にも取り組む意欲が示されている。これによりインフレ懸念が後退し、米国債が買われる展開となった。彼はドルを外準の主要通貨として維持することも公約しており、この点がドルの支援材料となっている。

*07:41JST NYの視点:米次期財務長官にべッセント氏起用で米債利回りは低下、ドルを外準主要通貨として維持を公約 米国のトランプ次期大統領は、政権で需要なポストとして注目されていた財務長官にヘッジファンドを率いるスコット・ベッセント氏を起用すると発表した。

財務長官の候補者の中でも、トランプ次期大統領の絶対ロイヤリストでトランプ氏の極端な政策を実施すると警戒されていた候補者ではなく、段階的に措置を進めると安全なベッセント氏起用が市場で好感された。

トランプ次期大統領が選挙中から経済政策の柱として主張していた貿易不均衡是正するための貿易相手国に対する関税引き上げ策においても段階的に対処するとの期待が強まった。

さらに、財政赤字の削減にも積極的に行動するとの期待も、インフレ再燃への懸念後退で米国債相場買いにつながったと見られる。

同氏はウォ―ルストリートジャーナル紙とのインタビューで最優先課題として、トランプ氏の減税策実施、歳出削減に加え、ドルを外準の主要通貨として維持することを挙げた。米長期金利の低下でドル売りが優勢となったが、ドルの外準通貨として維持する公約はドルを支援すると見る。

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