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NYの視点:パウエルFRB議長、景気よりもインフレ圧力を重視


*07:34JST NYの視点:パウエルFRB議長、景気よりもインフレ圧力を重視 全米供給管理協会(ISM)が発表した1月ISM非製造業景況指数は53.4と、12月50.5から予想以上に上昇し、昨年9月来で最高となった。活動の拡大と縮小の境目となる50を13カ月連続で上回った。米経済の7割を占める消費の底堅さが確認された。同指数の重要項目となる新規受注は55と、やはり予想を上回り昨年10月来で最高となり、全体指数を押し上げた。

仕入れ価格は64.0と、昨年2月来で最高となりインフレ長期化の可能性が示唆された。前月の56.7から64.0へ7.3ポイント上昇。上昇幅は2012年来で最大。紅海での混乱の影響で、企業は航路の変更などを強いられ、シッピングコストの上昇を指摘している。雇用も50.5と、予想外に50を回復し、昨年11月来で最高となった。受注残は51.4と、10月来の50台を回復。

■ISM非製造業景気指数:53.4(50.5)
景況指数:55.8(55.8)
仕入れ価格:64.0(56.7)
新規受注:55.0(52.8)
受注残:51.4(49.4)
入荷水準:52.4(49.5)
在庫増減:49.1(49.6)
在庫景況感:59.3(55.3)
雇用:50.5(43.8)
新規輸出受注:56.1(50.4)

事前に発表された米12月サービス業PMI改定値は52.5と、予想外に、速報値52.9から下方修正された。ただ、6月来で最高。また、米12月総合PMI改定値は52.0と、やはり速報値52.3から下方修正されたが、昨年7月来で最高となった。それぞれ活動の拡大を示す50を12カ月連続で上回った。

FRBのパウエル議長は週末、CBSのインタビューで、過剰に迅速な利下げにともなう危険性に懸念を表明した。雇用が堅調で、消費や経済を支えている。議長は依然、金融政策において、景気よりもインフレ制御に重きを置いている。連邦準備制度理事会(FRB)の次の行動が利下げとの見方に変わりはないが、その時期の予想は先送りされつつある。


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