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NYの視点:NY連銀インフレ期待低下、実質金利上昇でFRBの追加利上げの可能性が後退


*07:46JST NYの視点:NY連銀インフレ期待低下、実質金利上昇でFRBの追加利上げの可能性が後退 NY連銀が約1300戸世帯を対象に毎月行う調査の7月分で、全期間でインフレ期待の低下が明らかになった。

1年先の食品、医療費、賃貸の伸びの予想は3.55%と、6月の3.83%から一段と低下し、21年4月来の低水準となった。3年物は2.9%と、3.00%から低下、5年物も2.9%と、3.0%から低下した。CPIなどに大きく影響する賃貸予想の伸びは21年1月来で最低。

また、来年に自主的退職する確率は17%と、21年3月来で最低となるなど、労働市場の強さも緩和の兆しが見られる。ただ、新たな職が見つかる確率は55.8%へ、55.3%から上昇しており、労働市場への信頼は根強い。平均支出は5.4%増と、5.2%から伸びが拡大も依然12カ月平均6.1%を下回っており、消費者が支出に慎重になりつつあることも明らかになった。連邦準備制度理事会(FRB)が望んでいるコアサービスインフレの鈍化の可能性も示唆された。

■NY連銀7月消費者調査
「1年物インフレ期待:3.5%(6月3.83%)、21年4月来で最低」
「3年物インフレ期待:2.9%(3.00%)」
「5年物インフレ期待2.9%(3.0%)」
「住宅価格の伸び+2.8%(+2.9%)」
「来年自主的退職の確率:17%、21年3月来で最低」
「新たな職が見つかる確率:55.8%(55.3%)
「支出:5.4%(5.2%)、12カ月平均6.1%」

ゴールドマンサックスはFRBが9月連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送り、コアCPIの伸び鈍化で、11月の利上げも必要がなくなるとの見方。24年の第2四半期にもFRBが利下げを開始する可能性が強いと見ていることを、顧客向けのレポートで明らかにした。インフレが目標に近づいたら、FFを金融引き締め域から正常な水準に戻すと見ている。

実質金利も上昇基調にあり、FRBの目標が達成されつつあり、利上げを終了する理由にもなる。


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