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NYの視点:FRB高官、急速な利上げも成長継続でリセッション予想せず、市場迅速な利上げ織り込む


米商務省が発表した3月住宅着工件数は前月比+0.3%の179.3万戸と、2月178.8万戸から減少予想に反し増加し住宅ブームの2006年6月以降16年ぶり高水準となった。3月住宅建設許可件数も+0.4%の187.3万戸と、2月186.5万戸から減少予想に反し増加し1月来で最高となり、今後の着工件数の増加を示唆。

住宅ローン金利の上昇や建築材料、人件費などのコストの上昇という逆風で、パンデミック期間中、米国経済の回復をけん引してきた住宅市場が今年は鈍化すると警戒されているが、予想外に強い結果となった。

連邦準備制度理事会(FRB)高官は、実質金利がいまだにマイナスで、利上げの余地がかなりあると見ている。シカゴ連銀のエバンス総裁も19日の講演で、金利上昇局面でも経済が健全な成長を維持するとの見方を示した。アトランタ連銀のボスティック総裁やエバンズ総裁は政策金利を迅速に中立水準に戻す必要があるとし年内に2%‐2.5%近くにFF金利誘導目標を引き上げる必要性を指摘。中立水準以上の利上げにも前向きな姿勢を示した。

積極的な利上げでも一部エコノミストが警戒しているような景気後退に陥るとは予想していない。特に中立水準3.5%までの利上げの必要性を訴えているブラード・セントルイス連銀総裁は利上げでも成長率が潜在的水準を上回ると見ている。ハト派のエバンズ総裁は2,3回の50ベーシスポイントの利上げも支持する姿勢を見せるなど、短期金融市場では5月連邦公開市場委員会(FOMC)での50BPの利上げを100%織り込んだ。ドルも当面上昇基調を維持する可能性がある。



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