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NYの視点:22年に向けたパンデミック終焉の始まり楽観で消費が強い米景気回復を支援も


欧米ではオミクロン変異株の感染件数がパンデミック発生後最多を記録する勢いとなっている。しかし、初期段階の調査結果で、オミクロン変異株の感染力は強いが、重症化リスクがデルタ株に比べ低いことが明らかになった。オミクロン変異株は、パンデミックが終焉する始まりだとの指摘も多々見られる。

実際、過去最多の感染者数に達するも、英国は規制強化を実施せず。米国も南アフリカ8諸国の渡航規制を解除するなど、規制を強化する意向は見られない。米疾病対策センター(CDC)も27日、新型コロナウイルスに感染した無症状の国民に対する隔離推奨期間を従来の10日間から5日間に短縮すると発表した。

オミクロン変異株感染が拡大する中、12月の消費者信頼感指数は予想以上に上昇。デルタ変異株感染が明らかになった際に、指数が大幅に低下したことと対照的。重症化リスクが低く、ワクチンや治療薬で、オミクロン変異株が制御可能で、パンデミック終焉の始まりとの消費者の楽観的見方や、物価上昇を巡る影響も、特に高所得層の間では緩やかであったことが指数の上昇に繋がったと見られている。2022年に向けて消費者信頼感の改善で、今後、消費が強い米国経済の回復を支援することにも期待がもてる。


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