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NYの視点:米1月ISM製造業景況指数ペース鈍化も今後の活動拡大を示唆


全米の製造業活動動向を示す供給管理協会(ISM)製造業景況指数の1月分は58.7と8カ月連続で50を上回り活動が拡大した。ペースは12月60.5から鈍化。主要項目である新規受注は61.1と12月の67.5から低下し昨年9月来の低水準となった。ただ、依然60を7カ月連続で上回っている。

受注残は 59.7と、2018年来で最高。また、顧客在庫は12月の37.9からさらに低下し33.1と、金融危機に起因した前回の景気後退から脱した直後の2009年12月以来で最低となった。低すぎる水準を54カ月連続で継続。低い在庫は将来の生産拡大につながる。

雇用は52.6と、51.7から上昇。新規受注が順調に増加し、また、低い水準の顧客在庫や受注残の増加で、今後、企業は雇用を削減するよりも増やす可能性が示唆されていると、ISM製造業調査委員会のフィオレ委員長は指摘している。仕入れ価格は82.1と2011年来で最高。成長や雇用が一段と悪化するとの懸念が緩和、金利先高感も強まりつつある。


米1月ISM製造業景況指数:58.7(12月60.5)
新規受注:61.1(67.5)
生産:60.7(64.7)
雇用:52.6(51.7)
入荷遅延:68.2(67.7)
在庫:50.8(51.0)
顧客在庫:33.1(37.9)
仕入れ価格82.1(77.6)
受注残: 59.7(59.1)
輸出:54.9(57.5)
輸入:56.8(54.6)



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