皆さん、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。

先週は、米国の経済指標発表において7月のISM製造業景気指数が54.2、ISM非製造業景気指数が58.1と分岐点の50を超える強い数字が示されました。また、自動車販売や中古住宅販売といった家計の需要は底堅い動きを示しています。リーマンショックの時を振り返ってみると、これらの動きは回復が非常に鈍かったのですが、今回は短時間で回復が始まっています。ただ為替市場では、米長期金利の伸び悩みが意識され、米ドル・円相場は円高方向に振れており、106円47銭から105円30銭まで下落しています。

また、7月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比176万3000人増、失業率は10.2%とどちらも市場予想より良好な結果が示されたことで、コロナの感染が再拡大するなかでも労働市場の緩やかな回復が続いている、との見方となっています。

さて、今週のマーケットはどうなるか?各通貨の見通しについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」で見てまいりましょう。

ドル・円については、『ドルは他の主要通貨に対して弱含む展開が続きそうだ』と伝えています。米国経済の先行き不透明感や、新型コロナウイルスの感染拡大は継続していることから、『雇用関連指標のさらなる改善は難しい状況となりつつある』と考察しており、今週はそのほかのインパクトある材料も乏しいことから、『週明け以降は株価指数の調整が意識されそうだ』と予想しています。

ユーロ・円については『伸び悩み』を予想しています。『ユーロ高・米ドル安の流れは当面変わらない可能性があるが、1ユーロ=1.20ドルの節目を意識してユーロ買いは一服する可能性がある』と伝えており、ユーロ・円も上昇一服する可能性を示唆しています。

ポンド・円については、『下げ渋り』を予想しています。『英中央銀行金融政策委員会(MPC)は現行の緩和的な金融政策の維持を決定したが、マイナス金利の導入を含めて一段の緩和的な政策スタンスに消極的だった』ことを受け、『リスク回避的なポンド売りがただちに拡大する可能性は低い』と伝えています。

豪ドル・円については『底堅い展開』を予想しています。『豪準備銀行(中央銀行)が「雇用・収入・事業支援へできる限りの措置を取ることにコミット」としているなか、7月雇用統計の発表が注目される』と伝える一方、『豪ビクトリア州での新型コロナウイルスの感染状況や対中関係の先行きなどが引き続き不透明要因となる』と見込んでいます。

南アランド・円に関しては、『南アフリカ準備銀行(中央銀行)による金利引き下げの可能性は消えていないことから、ランド・円は伸び悩む可能性がある』と伝えています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子


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情報提供元:FISCO
記事名:「ドル・円は弱含み継続か 住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)