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NYの視点:米12月ISM非製造業も予想下回る、新規受注は堅調で今後反発も


米供給管理協会(ISM)が発表した12月ISM非製造業景況指数は57.6と、11月60.7から予想以上に悪化し、7月来で最低となった。2016年11月来の低水準を記録した12月のISM製造業に続き、冴えない結果となった。2019年の米国経済が成長減速するとの見通しが具体化しつつある。米金利先物市場は2019年、利上げではなく、利下げを織り込み始めた。FOMCは12月の会合時に発表した四半期ごとの見通しで、2019年2回の利上げ予想を示した。しかし、ボスティック米アトランタ連銀総裁は7日の講演で、「米国経済はかなり良好」としながらも、2019年の利上げは1回のみを支持する方針を表明している。同総裁は本年の投票権を持たない。

非製造業では新規受注が引き続き堅調で、6カ月ぶりの高水準を記録したものの、ビジネスや雇用の鈍化が全体指数を押し下げた。特に、入荷遅延水準が10年超ぶりの大幅な低下を記録。景況指数も59.9%と、11月65.2%から大幅に低下した。仕入価格指数は57.6%と、64.3%から6.7%ポイント低下。雇用指数は56.3%ポイントと、11月の58.4%ポイントから2.1%ポイント低下した。

結果を受けて、ISM非製造業景況調査委員会のアンソニー・ニーブス委員長は確かに、減速しているものの、健全な成長ペースを維持していると楽観的な見解を示した。米12月の雇用統計での雇用や賃金の予想以上の伸びにもかかわらず、景気への警戒感は払しょくしていない。景気後退への警戒感も根強い。しかし、サービス業での新規受注は依然強い。今後指数が反発する可能性も指摘されており、市場が過剰に悲観論に傾斜している可能性もある。

■12月ISM非製造業景況指数:57.6(11月60.7)
景況指数:59.9(11月65.2)
仕入価格:57.6(64.3)
新規受注:62.7(62.5)
受注残:50.5(55.5)
入荷遅延水準:51.5(56.5)
在庫増減:51.5(57.5)
雇用:56.3(58.4)
新規輸出受注:59.5(57.5)
輸入:53.5(54.5)



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