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コラム【新潮流2.0】:劇中劇(マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆)


◆今年も残すところ、あと1月あまりとなった。振り返ると今年は(今年も?)諸事に追われて、本を読んだり映画を観たりする時間があまりとれなかったが、その数少ない今年観た映画の中でマイ・ベスト作品を挙げれば、「カメラを止めるな!」である。インディーズ作品がSNSの拡散で全国公開となり興業的にも大ヒット。いくつかの映画賞も受賞した。

◆この映画のヒットの要因がSNSでの拡散なので、「口コミ」マーケティングの威力とセットで語られることが多いが、いうまでもなく作品そのもののクオリティが高い。これは「ゾンビ映画」ではない。「ゾンビ映画を撮る」ということを主題にしたエンターテイメントである。そして優れたエンターテイメント作品の要件、すなわち終盤でピンチ→それをハラハラドキドキの末に解決→ハートウォーミングなエンディングといった要素もしっかり兼ね備えている。

◆ネタばれになってしまうかもしれないが、これは劇中劇だ。まずひとつのストーリーを見せて、その後、「ああ、そういうことだったんだ」との種明かしが面白い。相場も似たようなところがあって、表層的な部分だけを見ていたら気づかない細部がたくさんある。目に見えることがすべてではなく、その裏に何があるかを知る — 知ろうとする努力が大切である。

◆それにしても「カメラを止めるな!」は人間のエモーショナルな部分をくすぐる要素が全部詰まっている。怖くて、ドキドキして、笑って、泣いて。これもまた相場と同じである。ただし、最後の「泣いて」については、映画のほうは快い涙というのが違うところである。

マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆
(出所:11/26配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より抜粋)




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