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上海ゴムも東京ゴムも貿易摩擦問題が重しとなりそう サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


こんにちは、フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。今回は天然ゴム相場についてのレポートをご紹介します。

米国が中国からの輸入に対して2000億ドルから、さらに2670億ドルの追加の制裁関税を課すと報じられ、貿易摩擦問題が相場のリスクとして重くのしかかっていますね。長期化の様相を呈する米中貿易摩擦ですが、それが天然ゴム市場にも影響している模様です。

松永さんのレポートでは、米中貿易摩擦について『中国の昨年の対米輸出が5050億ドルですから、4670億ドルの対中制裁関税が実施されることになれば、米国が中国製品の92%に関税を実施する計算となります。そして、大幅な貿易黒字国であるドイツや日本と米国との貿易摩擦が強まる可能性も高まってきました』と分析しています。

続けて、中国の天然ゴムについて『中国の天然ゴム消費は、世界全体の約37%です。米中貿易摩擦が更に高まることになれば、上海ゴムの更なる下落を招くことになりそうです』との見解を示しています。

一方で天然ゴムの需給については、『現在のタイの天然ゴム現物価格は、生産高ストを大幅に割り込んでおります。そして、タイの天然ゴム現物価格を東京ゴムの期近限月や期中限月が下回っております。しかも、インドの大洪水により、世界需給も引き締まってきました』と述べています。

ただし、東京ゴムの価格見通しでは貿易摩擦が重しになると伝えており、『リスクヘッジの円買いが進むことになれば、東京ゴムの円建て換算値が下落することになります』、『東京ゴムも更なる下落は避けられないのかもしれません』と考察しています。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の9月10日付「天然ゴム市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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