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NYの視点:市場関係者、12月の利上げ織り込む


米連邦準備制度理事会(FRB)は10月31日から2日間にわたり連邦公開市場委員会(FOMC)を開催している。今回の会合では金融政策が据え置かれる見込み。しかし、経済専門局であるCNBCが44名の市場関係者を対象に会合前に実施した調査によると、96%の回答者が12月のFOMCで追加利上げを予想していることが明らかになった。

11月会合ではスタッフ予測の発表やイエレンFRB議長の会見は予定されておらず声明の中で金利見通しや経済、インフレの判断および見通しで、12月の利上げの可能性をさらに確認していく。

CNBCの調査によると、次期FRB議長に関しては、ほぼ半数がトランプ大統領がパウエルFRB理事を指名すると見ている。一方で、株式相場への貢献のためにはイエレンFRB議長を再任すべきだと回答者の半数が見ていることが明らかになった。また、連邦準備制度理事会(FRB)の行き過ぎた利上げが経済のリスクになると見ていることも明らかになった。

■利上げ
12月に3度目の利上げ:96%
2018年の利上げの回数:3回

■FF金利誘導目標予想
2017年:1.4%(3月時点1.4%)
2018年:2.1%(2.3%)
2019年:2.6%(2.7%)
長期:2.9%(3.0%)

■GDP予想
2017年2.30%(6月時点2.25%)
2018年:2.61%(2.45%)

■景気後退の確率
16.7%(19.3%)

■米国経済の回復のリスク
1.地政学的リスク
2.保護主義貿易
3.FRBの間違った政策

■20%の法人税は適切か?
はい:58%
低くすべき:12% 平均9%
高くすべき:19%、平均26%

税制改革は歳入に中立
はい:54%
いいえ:44%

減税コスト、経済の成長分の歳入で補う
はい:30%
いいえ:65%

■次期FRB議長
パウエルFRB理事:44.7%
イエレンFRB議長再任:12.8%
テイラー氏:23.4%
ウォルシュ前FRB理事:17%
コーンNEC委員長:2.1%

FRB議長候補者の方針
タカ派
テイラー氏:1.05ポイント
ウォルシュ前FRB理事:0.84ポイント
ハト派
パウエルFRB理事:−0.11
イエレンFRB議長:−0.22



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