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米国雇用統計:8月の振り返りと9月のポイント「12月利上げの是非に関わる雇用統計」住信SBIネット銀行(三井智映子)


こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。

9月のISM製造業景気指数は60.8と、前月の58.8から上昇し、約13年ぶりの高水準を記録しました。これによりフェデラルファンド(FF)金利先物は12月のFOMCで利上げが決定される確率が78%の高水準になったと一部で報道されています。12月利上げが市場で折り込まれつつある中、今月の雇用統計はいったいどのような内容になるのでしょうか。

住信SBIネット銀行の「米国雇用統計」レポートでは、以下のように今回の発表内容を予想しています。

まず前回8月の米雇用統計のおさらいをしましょう。8月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が18.0万人増加予想でしたが、15.6万人増と予想を下振れました。併せて6月と7月の雇用統計結果も下方修正されています。レポートでは、『前回の雇用統計は予想を下回る結果でしたが、9月FOMCでは、バランスシートの縮小開始が発表され、年内あと1回の利上げを行う可能性が再び高まりました』と伝えています。『8月の雇用統計が弱かった理由としては、季節要因から8月の統計は減少しやすいとの見方によるものです。しかし、労働市場は依然良好だと判断されているようです』との見解を示しています。

では、9月の雇用統計のポイントはどうでしょうか。9月の非農業部門雇用者数は前月から減少の8.5万人増が予想されていますね。レポートでは、『9月雇用統計では、市場予想から大きくかい離しない限りFRBの利上げペースの変更には影響しないと思われます。』と伝えています。

その上で、『米国を襲ったハリケーンの影響には注意が必要です。また、時間給賃金の動向が米国労働市場の注目点であることには変わりがないため、今月も要注意です』と分析しています。注視してまいりましょう。

米雇用統計の前哨戦であるADP雇用統計は10月4日に発表されています。こちらもチェックして雇用統計に臨みたいですね。私もブログやfacebookでフォローしたいと思います。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「米国雇用統計」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子



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