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半導体株を見直す動きが意識されやすい


25日の日本株市場は、前日の米国市場での好調さを背景に買い先行で始まる見込みです。特に半導体株が再評価される動きがあり、米国市場ではエヌビディアなどが買い戻され、半導体SOX指数が3%上昇しました。これにより、日本でもアドバンテストなどテック株が日経平均を牽引すると期待されています。為替市場では円が1ドル=150円台後半と円安で推移し、輸出関連株への影響も注目されます。しかし、トランプ政権の関税政策や需給状況に左右されやすい面もあり、新規買いの拡大は見込みづらい状況です。全体として、値動きがしっかりしてくると38000円の節目を狙う展開が期待されますが、終盤の機関投資家のリバランスや決算期末の動きにも注目が集まりそうです。

*08:30JST 半導体株を見直す動きが意識されやすい  25日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後は底堅さが意識される相場展開が見込まれる。24日の米国市場は、NYダウが597ドル高、ナスダックは404ポイント高だった。トランプ米政権が4月2日に発動を計画している「相互関税」を巡り、従来警戒されていたような広範な関税ではなく、一部の国や地域が除外されるなど焦点を絞ったものになるとの報道を受け、安心感が広がった。シカゴ日経225先物は大阪比385円高の37735円。円相場は1ドル=150円70銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国市場ではエヌビディアなどハイテク株が買い戻されており、半導体SOX指数は3%近く上昇した。アマゾン・ドット・コムやアップル、メタプラットフォームズ、アルファベット、マイクロソフトなど大型テック株が軒並み上昇するなか、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引することが期待される。

 また、為替市場では円相場が1ドル=150円後半と円安に振れて推移しており、輸出関連株などへの買い戻しも意識されてくる可能性がありそうだ。米VIX指数は17.48に低下しており、20.00を大きく下回ってきているため、リスク選好に向かわせやすいところであろう。

 もっとも、トランプ米大統領の発言に振らされやすい需給状況は変わらないため、売り方の買い戻しの動きが強まるものの、新規の買いは期待しづらいところではある。3月決算期末により機関投資家はリバランス中心になると考えられ、まずは買いが一巡した後の底堅さを見極めることになりそうだ。物色としては値がさハイテク株や輸出関連株に加えて、前日に大きく買われた住友不動産<8830>など不動産株の動向が注目されそうだ。そのほか、期末の権利取り狙いの動きなども活発になりそうだ。

 日経平均株価は足もとでリバウンドをみせるも25日線が抵抗線として意識されているが、日経225先物はナイトセッションで同線を上回ってきている。25日線突破から同線での底堅さがみられてくるようだと、節目の38000円を捉えてくる展開が意識されてくる可能性はあるだろう。

<AK>
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