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配当権利落ち分を即日吸収する動きへ


 30日の日本株市場は、買い一巡後はこう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。29日の米国市場はNYダウが338ドル高だった。ロシアとウクライナの停戦交渉で進展が報じられ、停戦期待から買い優勢の展開となった。雇用や住宅価格関連指標が予想を上回ったほか、企業の合併、買収の報道が投資家心理の改善に繋がった。長期金利の低下でハイテク株も続伸し終日堅調な展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比420円高の28340円。円相場は1ドル122円90銭台で推移。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。日経平均の配当権利落ち分は230円程度と見られているが、これを考慮しても28000円を上回っての推移が見込まれるため、センチメント改善に繋がろう。買い一巡後はこう着感が強まる局面もありそうだが、配当権利落ち分を即日吸収する動きから、先高期待も高まりそうである。

 ロシアとウクライナの停戦期待については楽観視できないものの、ロシア国防省がウクライナの首都キエフなどで軍事活動を縮小するとの発表も報じられるなか、リスク選好に向わせやすいだろう。配当権利落ち分を即日吸収する動きが個別で目立ってくるようだと、高配当で調整分が大きい銘柄などへはリバウンド狙いの動きが広がる可能性も期待されよう。

 また、米VIX指数は18.90に低下した。19.00を下回るのは1月12日以来となる。リスクオンに向わせやすく、押し目待ちの買い方についても下値を切り上げる動きに向わせそうである。また、配当再投資に伴う先物市場への買い需要が下支えとして意識されやすい。先回り的な買いの反動も想定されるものの、利食いの動きから28000円に接近する局面においては、押し目待ち狙いのタイミングにもなろう。また、週末には米雇用統計の発表を控えていることから様子見ムードも出やすいものの、期末の株式比率修正に伴う買い需要なども意識されやすく、下値の堅さは見られそうだ。

 そのほか、昨日のマザーズ指数は3%を超える上昇を見せており、25日線が支持線として機能する格好からのリバウンドを見せてきた。直近戻り高値はクリアできていないものの、ナスダックの強い動きなども支援材料になりやすく、個人主体による短期的な値幅取り狙いの動きは見られそうである。

<AK>
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