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引き続きショートカバーが意識されやすく、下値の堅さが意識されよう


 9日の日本株市場は、底堅い相場展開が見込まれる。8日の米国市場ではNYダウ、ナスダックともに続伸。新規失業保険申請件数が前回から減少し経済封鎖前の3月中旬以来の低水準となったほか、部分的な追加経済救済策への期待から買いが先行。ペロシ下院議長が航空会社支援など個別の支援を支持する意向はないとしたため期待が後退し一時下落に転じる局面もあった。しかし、ムニューシン財務長官が包括的景気対策案の協議再開をペロシ議長に打診したと伝わると引けにかけては再び大きく上昇した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の23615円。円相場は1ドル106円00銭で推移している。

 昨日の強い値動きの反動のほか、シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや利食いが意識されやすい面はある。一方で昨日の上昇において日経平均はこれまでのもち合いレンジである23000円から23500円のレンジ上限を突破してきている。23500円処を支持線として試してくる可能性はあるものの、これまで続いていたレンジを上放れてきており、先物市場においてもショートカバーとみられる動きが散見されている。引き続きショートカバーが意識されやすく、下値の堅さが意識されよう。

 また、オプションSQに絡んだ商いが買い越しとなる可能性もあるため、週末要因から積極的な売買が手控えられやすいことを鑑みれば、SQ値が抵抗として意識されることも考えられる。ただし、これまでのレンジ上限であった23500円に接近する局面においては、押し目買いの流れが強まりやすいだろう。物色の流れとしては週末要因から商いが膨らみづらいだろうが、レンジ上限突破によってレンジが切り上がりやすく、指数インパクトの大きいコア銘柄に資金が集中しやすく、グロース若しくは日経225型優位とみておきたい。

 そのほか、高値更新を続けているマザーズ指数であるが、指数インパクトの大きい銘柄に資金が集中しており、全体としてはまちまちの展開である。物色対象に広がりが見られない需給状況であり、値動きの強い銘柄への物色が続きそうである。そのほか、菅新政権による政策期待から関連銘柄への物色も循環的に続いているほか、来週は米国市場で決算シーズンに入ることから、国内においても業績を意識した物色がみられてきそうである。


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