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リスクオンムードによって売り仕掛け的な動きは強まりづらく


 8日の日本株市場は、次第にこう着感が強まりそうだが、堅調な相場展開が見込まれる。7日の米国市場は、NYダウが530ドル高と反発。新型コロナウイルスのワクチンや治療薬開発で一段の進展が好感されたほか、トランプ大統領が航空会社や中小企業など的を絞った追加財政支援を支持する意向を示したことが好感された。また、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録でも将来の国債購入に柔軟性を持たせる方針が示唆され、終日堅調に推移。シカゴ日経225先物清算値は
大阪比85円高の23495円。円相場は1ドル105円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から日経平均は節目の23500円を捉えてくることになりそうだ。これまでのもち合いレンジ(23000円~23500円)の上限を捉えてくるため、明確に上放れてくるようであれば、リスクオンムードが強まりやすいところ。当然、これまでのレンジ上限であるため強弱感が対立しやすいが、オプションSQを控えていることもあり、23500円処での底堅さが意識されてくるようであれば、ヘッジニーズによる買いが意識されてくるほか、ショート筋のカバーも入りやすくなりそうである。

 積極的な上値追いは引き続き慎重になりそうであるが、まずはレンジ上限を明確に上放れてくるかを見極めたいところ。また、リスクオンムードによって売り仕掛け的な動きは強まりづらく、反対に押し目買い意欲は高まりやすい。10月相場は東証システム障害やトランプ大統領のコロナ感染といった混乱の中で買い方はポジションを取れていないと考えられるため、より底堅さが意識されやすいだろう。

 また、大統領選については、最新の世論調査でバイデン氏が激戦区でリードを広げていると報じられている。引き続き波乱要因となるだろうが、それ故にトランプ大統領によるツイッター発言が活発化しやすく、乱高下をみせつつも先高期待は高まってきやすいと考えられ、調整局面での押し目買いの動きも強まりそうである。下値不安が和らぐ中、買い方にとっては徐々に下値を切り上げてくる流れが期待されそうだ。

 物色としてはインデックスに絡んだ商いから主要処が買われそうだが、買い一巡後は中小型株へのシフトとなろう。また、引き続き菅新政権による政策期待から関連する材料株への物色も継続するとみられる。


<AK>

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