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反動安も買い戻しによる底堅さが意識される


 13日の日本株市場は、米国市場の流れを受けて利食い先行となろうが、その後は底堅い相場展開が見込まれる。12日の米国市場ではNYダウが96ドル安となった。英国でのEU離脱修正案の採決結果を見極めたいとの思惑から小動きとなる中、ボーイングの旅客機事故の影響が重しとなっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の21230円。円相場は1ドル111円30銭台で推移している。

 日経平均は前日に大幅上昇で節目の21500円を回復してきたこともあり、いったんは利益確定の動きが意識されやすいだろう。また、NYダウの下落の一因がボーイングの旅客機事故の影響であるため、市場の反応は限られる可能性がある。前日の大幅上昇に対する売り一巡後は引き続き買い戻しの流れから底堅さが意識されやすいところである。

 また、昨日は寄り付き時点で3月SQ値(21348.40円)を上回っており、チャート上では5日線、25日線をクリアしている。同水準が支持線として機能させてくるようであれば、センチメントを明るくさせてくるだろう。もっとも、指数をけん引しているのはインパクトの大きい値がさ株中心であり、物色としてはインデックス売買が中心であったと考えられる。

 出来高についても大きく膨れておらず、12億株台にとどまっている。先物の出来高についても前日から減少していたこともあり、日経平均は21500円を回復しているが、積極的な参加者は限られているといったところであろう。そのため、底堅さは意識されているとはいえ、積極的な上値追いの動きも限られると考えられる。

 その他、昨日の上昇の要因の一つとして、英国のメイ首相は、ブレグジットに関する合意案を「法的拘束力のある」ものに変更することで欧州連合(EU)と合意したと発表したことも買い戻しを誘う格好となった。ただし、英下院はメイ首相がEUと合意した離脱協定案を再び否決している。今月29日に予定されていたEU離脱期限の延期が不可避の情勢となるなか、模様眺めムードも高まりそうである。


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