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決算を手掛かりとした個別物色へ


 今週は決算発表シーズン入りとなるため、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードは次第に高まりやすいだろう、そのため、こう着感の強い相場展開が続きそうである。日経平均は5日線が支持線として機能し売り込みにくさがある一方、価格帯別出来高では、ここから22300円-22500円処では商いが積み上がっている水準であり、戻り待ちの売り圧力も意識されてくる。また、国内政治リスクも上値の重しとなる。財務省の官僚トップ2人が辞任したなか、訪米から帰国した安倍総理の舵取りが注目される。麻生財務大臣の責任問題が大きくなると相場にとってマイナス材料となる。

 決算では米国で23日グーグル、25日フェイスブック、ツイッター、26日アマゾン、マイクロソフト、インテルが決算を控え、こちらも相場の波乱要因となる可能性がある。国内企業の決算では、24日の日本電産<6594>を皮切りに、東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>、ソニー<6758>、村田製作所<6981>等が予定されている。

 また、週末には、韓国と北朝鮮の南北首脳会談のほか、米独首脳会談なども開催予定。
貿易摩擦問題の再燃などには注意も。国内では週末からGWに突入することもあって、主要企業の決算発表を受けたトレンドが生じるには時間を要しよう。決算を受けた個別物色が中心の展開が想定される。物色テーマとしては、先週末にIPOのHEROZの株価推移次第でAI関連、北京モーターショー開催でEV関連や仮想通貨関連などに関心が集まろう。


<AK>

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