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後場の日経平均は172円高でスタート、川崎汽船や三菱重が上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27452.69;+172.89TOPIX;1936.80;+24.13


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比172.89円高の27452.69円と、前引け(27472.49円)から上げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は27420円-27490円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=129.00-10円と朝方から30銭ほど円安・ドル高水準。アジア市況では上海総合指数が前日終値を挟んだもみ合いとなっている一方、香港ハンセン指数はやや軟調に推移。朝方から急速に進行している為替の円安を追い風に後場の日経平均は堅調スタート。財新などが公表する民間版の中国5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月から改善したことも支援要因に。時間外取引のNYダウ先物が堅調に推移していることもあり、日経平均は引き続きしっかりとした動きとなっている。一方、心理的な節目の27500円を手前に上値の重さも窺える。

 セクターでは水産・農林、輸送用機器、海運が上昇率に並んでいる一方、鉱業、精密機器、鉄鋼が下落率上位となっている。東証プライム市場の売買代金上位では川崎汽船<9107>や三菱重<7011>、日産自<7201>が急伸。郵船<9101>、ソニーG<6758>、三菱UFJ<8306>、任天堂<7974>、東京海上<8766>、ホンダ<7267>なども高い。一方、INPEX<1605>やベイカレント<6532>、イビデン<4062>が急落しており、リクルートHD<6098>、第一三共<4568>、日本製鉄<5401>なども下落。レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>も軟調。
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