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後場の日経平均は708円高でスタート、東エレクや川崎汽船が上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26456.80;+708.08TOPIX;1866.67;+37.49


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比708.08円高の26456.80円と、前引け(26421.84円)から上げ幅を更に広げてスタート。ランチタイム中の225先物は26370円-26470円のレンジで後半にかけて強含み。ドル・円は1ドル=128.90-129.00と朝方から40銭ほど円安・ドル高水準に傾いている。アジア市況は全般堅調で、上海総合指数がしっかりで推移している一方、香港ハンセン指数は2%超の上昇率で大幅高。前日に発表された米4月卸売物価指数(PPI)は、総合の伸びが前年比で予想を上回った一方、変動の激しい品目を除いたコアでは予想を下回り、まちまちな結果。インフレ懸念がくすぶる中ではあるが、一方、今週に入ってから昨日までの下落幅が1200円超にも及ぶ日経平均は朝方から買い戻しが先行。米10年債利回りが2.8%台へと低下するなか、ハイテク株をけん引役に堅調な推移が続いている。時間外取引のナスダック100先物が上げ幅を1%強まで広げてきていることも支援要因となり、後場の日経平均は寄り付き直後に一時26500円を窺う位置まで上昇。一方、心理的な節目を前に買い戻しに一服感も漂い、その後はやや失速する様子も見られている。

 セクターでは精密機器、電気機器、金属製品などを筆頭にほぼ全面高。一方、電気・ガス、鉱業、倉庫運輸の3業種のみが下落となっている。東証プライム市場の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>が急伸しており、東エレク<8035>、川崎汽船<9107>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、オリンパス<7733>、レノバ<9519>などが大幅に上昇。一方、NTTデータ<9613>が大きく下落しており、三井物産<8031>、SUMCO<3436>、日産自<7201>なども軟調。
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