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前日からの動きに警戒感も


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23303.13;-216.88TOPIX;1701.18;-8.49

[後場の投資戦略]

 前日は後場中ごろから日米で長期金利が一段と上昇するとともに株価指数先物に買いが入り、日経平均も急動意を見せた。この日の日経平均先物の手口を見ると、シティグループ証券が買い越しトップ。現物株、先物とも目立って売買が増えたわけでないが、それまで市場はやや手控えムードだったため、大きな値動きにつながった可能性がある。トランプ氏の講演前に米中協議の進展期待を先取りする買いが入ったとの見方もあるようだ。しかし、本日は反動安の展開。ここからの本格調整を見込む声はまだ少ないが、説明しづらい大きな値動きへの警戒感がじわりと出てくる可能性はある。折しも米国では「恐怖指数」とされるVIX指数が今年最低の水準に迫り、ヘッジファンドのVIX指数先物の売り持ち高が過去最高にまで膨らんでいるとの指摘もある。ここまで株式相場を押し上げてきた楽観ムードの反動に警戒しておくに越したことはないだろう。

 アジア市場に目を向けると、香港・ハンセン指数が2%前後の大幅下落となっており、デモを巡る混乱への懸念が根強いことが窺える。後場に入れば日銀による上場投資信託(ETF)買い入れが期待されるが、再び海外勢の売買に大きく振らされる可能性もあり、戻り期待の押し目買いは慎重に手掛けたいところだ。
(小林大純)


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