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日経平均は105円高でスタート、DeNAや伊藤忠などが上昇


4日の日経平均株価は105.14円高の39354.00円で取引を開始し、3日続伸となった。前日の米株式市場はダウ平均が下落する一方で、ナスダックとS&P500は上昇し、東京市場を支えた。特にナスダックはアップルやアマゾンの上昇で、過去最高を記録。東京市場では、日経平均が25日移動平均線を上回ったことから上昇トレンドを期待される一方、半導体株指数の下落や海外為替市場での円高傾向が重しとなった。セクター別では鉱業や石油石炭製品などが上昇し、空運業やパルプ・紙が下落。取引量で上位にはDeNAや伊藤忠が上昇、一方でエーザイやホンダは下落した。

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;39354.00;+105.14TOPIX;2755.80;+2.22

[寄り付き概況]

 4日の日経平均は105.14円高の39354.00円と3日続伸して取引を開始した。前日3日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は76.47ドル安の44705.53ドル、ナスダックは76.96ポイント高の19480.91で取引を終了した。今週予定されている雇用統計の発表を控えた調整が続き、寄り付き後、まちまち。ダウは手仕舞い売りが継続し終日軟調に推移したものの、JOLT求人件数が労働市場の底堅さを再表明したため景気に楽観的な見方が強まり下げ止まり、終盤にかけて下げ幅を縮小した。ナスダックは携帯端末のアップル(AAPL)やオンライン小売のアマゾン(AMZN)などが買われ、指数を押し上げ終盤にかけ上げ幅を拡大し連日で過去最高値を更新した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ナスダック総合指数やS&P500が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の日経平均が25日移動平均線を一気に上抜けたことから、相場は上昇トレンドに入ったとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、夜間の外為市場で一時1ドル=148円60銭台をつけるなど、じりじりと円高・ドル安が進んでいることが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、日経平均は昨日までの続伸で1000円を超す上げとなったことから、目先的な利益確定売りや戻り待ちの売りも出やすく、寄り後、日経平均は一時下げに転じた。今日は、TMH<280a>が東証グロースと福証Qボードに上場した。

 セクター別では、鉱業、石油石炭製品、卸売業、倉庫運輸関連、水産・農林業などが値上がり率上位、空運業、パルプ・紙、医薬品、鉄鋼、輸送用機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、DeNA<2432>、伊藤忠<
8001>、東エレク<8035>、ニトリHD<9843>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>、三菱重<7011>、アドバンテスト<6857>、東京海上<8766>、マネックスG<8698>、INPEX<
1605>、ディスコ<6146>、サンリオ<8136>などが上昇。他方、エーザイ<4523>、日本製鉄<5401>、ソフトバンクG<9984>、SMC<6273>、武田薬<4502>、ホンダ<7267>、第一三共<4568>、ブリヂストン<5108>、IHI<7013>、信越化<4063>、古河電工<5801>、トヨタ<7203>などが下落している。

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