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日経平均は300円安でスタート、ソフトバンクGや三菱重などが下落


24日の日経平均は300.34円安で始まり、4日続落となりました。これは前日の米株式市場の主要指数の大幅下落が影響しています。特に、米国長期金利の上昇もありハイテク株が弱気でした。米大統領選や国内政治の不透明感も市場の重しとなり、積極的な買いが見送られました。ただし、円安が輸出株を支え、ある程度の買いが見られたこともあります。セクターでは海運業、非鉄金属などが下落し、ソフトバンクGや三菱重が売買代金上位で下落しました。一方で、ニデックや東京メトロなどが上昇を見せました。

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;37804.52;-300.34TOPIX;2614.63;-22.33


[寄り付き概況]

 24日の日経平均は300.34円安の37804.52円と4日続落して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は下落。ダウ平均は409.94ドル安の42514.95ドル、ナスダックは296.47ポイント安の18276.65で取引を終了した。ファーストフード・チェーン、マクドナルド(MCD)の下落が重しとなり、寄り付き後、下落。長期金利の上昇でハイテクも弱く、相場は大幅続落した。終日売りが先行し、終盤にかけて下げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落したことや、海外市場で米長期金利が引き続き強含みとなったことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日まで11日営業日連続で日足のローソク足が陰線となっており、株価の上値の重さが指摘された。さらに、引き続き27日投開票の衆院選を絡め、国内政治の不透明感が意識されていることに加え、11月5日投開票の米大統領選挙への警戒感もあり、積極的な買いを見送る向きもあった。一方、外為市場で円相場が1ドル=152円60銭台と引き続き円安・ドル高方向で推移していることが東京市場で輸出株などの株価の支えとなった。また、日経平均は一時4
0000円台の大台に乗せた先週15日以降、昨日までの6営業日で1800円を超す下げとなっていることから、自律反発狙いや押し目待ちの買いも入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は13-19日に国内株を4週連続で買い越した。買越額は5804億円だった。

 セクター別では全業種が値下がり。海運業、非鉄金属、輸送用機器、証券商品先物、電気・ガス業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、三菱重<7011>、メルカリ<4385>、川崎重<7012>、日産自<7201>、フジクラ<5803>、楽天グループ<4755>、東電力HD<9501>、郵船<9101>、商船三井<9104>、HOYA<7741>、ニトリHD<9843>、ホンダ<7267>、トヨタ<7203>などが下落。他方、ニデック<6594>、バンナムHD<7832>、東京メトロ<9023>、WNIウェザー<4825>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、リクルートHD<6098>などが上昇している。
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