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日経平均は511円安でスタート、SOMPOや三井物などが下落


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;36,536.25;-511.36TOPIX;2602.57;-30.92


[寄り付き概況]

 5日の日経平均は511.36円安の36,536.25円と3日続落して取引を開始した。前日4日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は38.04ドル高の40974.97ドル、ナスダックは52.00ポイント安の17084.30で取引を終了した。半導体セクターの下落を警戒し、寄り付き後、下落。7月JOLT求人件数が予想以上に減少し大幅利下げの思惑が強まると、一時買戻しが強まり上昇に転じた。

 しかし、アトランタ連銀のボスティック総裁がエッセイの中で、労働市場の混乱リスクに言及し早期の利下げを促したほか、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で景気の緩やかな減速が示され、雇用統計の発表を控えた警戒感に上値は限定的だった。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。外為市場で1ドル=143円30銭台と、昨日15時頃と比べ1円90銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、明日発表される8月の米雇用統計を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。

 一方、3日に主要指数が大幅安となった米株式市場は、昨日は主要指数が高安まちまちだったが、ダウ平均や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅ながら反発したことが東京市場で安心感となった。

 また、昨日の日経平均が1600円を超す下げとなったことから、自律反発狙いの買いが入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は8月25-31日に国内株を3週連続で売り越した。売越額は8244億円だった。

 セクター別では、鉱業、石油石炭製品、保険業、銀行業、輸送用機器などが値下がり率上位、倉庫運輸関連、空運業が値上がりしている。

 東証プライムの売買代金上位では、SOMPO<8630>、東京海上<8766>、三井物<8031>、コロワイド<7616>、三菱UFJ<8306>、トヨタ<7203>、SMC<6273>、富士フイルムHD
<4901>、伊藤忠<8001>、川崎船<9107>、コマツ<6301>、ファーストリテ<9983>、みずほ<8411>、リクルートHD<6098>などが下落。他方、ニトリHD<9843>、NRI<4307>、良品計画<7453>、KDDI<9433>などが上昇している。

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