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日経平均は158円高でスタート、リクルートHDや三井物などが上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;31245.72;+158.90TOPIX;2183.68;+7.78


[寄り付き概況]

 23日の日経平均は158.90円高の31245.72円と9日続伸して取引を開始した。前日22日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は140.05ドル安の33286.58ドル、ナスダックは62.88ポイント高の12720.78で取引を終了した。バイデン大統領と下院議長の債務上限交渉再開を控えた期待感で上昇スタート。その後、下院議長が交渉に悲観的な見方を示したほか、連邦準備制度理事会(FRB)高官が利上げ継続の必要性を主張したことで金利高警戒感も強まり、ダウ平均は下落に転じた。ただ、交渉を控えた様子見気配が強まり、その後はもみ合い。ハイテクは終日堅調に推移し、まちまちで終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ナスダック総合指数、S&P500、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)などは上昇しており、東京市場で株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=138円50銭台と、昨日15時頃と比べ60銭ほど円安・ドル高に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が続落したことは東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの8日続伸で1900円を超す上げとなり、高値警戒感がさらに強まり、利益確定売りが出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、海運業、その他金融業、輸送用機器、医薬品、サービス業などが値上がり率上位、石油石炭製品、電気・ガス業、陸運業、空運業、鉄鋼などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、リクルートHD<6098>、三井物<8031>、ルネサス<6723>、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>、オリックス<8591>、ソシオネクスト<6526>、資生堂<4911>、信越化<4063>、ファーストリテ<
9983>、トヨタ<7203>、三菱商<8058>などが上昇。他方、ソニーG<6758>、日立<6501>、東エレク<8035>、SMC<6273>、キーエンス<6861>、NTT<9432>、楽天グループ<4755>
などが下落している。

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